退院後のリハビリへの取り組み(4つのタイプ)
タイプ1: リハビリ病院に入院する。
タイプ2: リハビリ外来やデイケアに通う。
タイプ3: 自宅で自己流のリハビリを行う。
タイプ4: 何もしない。
■タイプ1およびタイプ2の留意点
病院や施設のメニューに従って指示された運動を与えられた時間内でやるだけの受け身のリハビリでは、十分な回復は期待できません。
自分でクリアする必要があると思う課題に対して取り組む自主トレを、日課となるよう習慣づけて行うことが大切です。
■タイプ3留意点
自宅で自己流リハビリを行うのは、受け身ではなく主体的に取り組むという意味でとても効果的です。ただ、リハビリ方法の妥当性や成果の検証がおろそかになる傾向があります。強い意志を持ってリハビリを継続し、リハビリ記録をつけて常にメニューと成果を確認することが大切です。
■タイプ4留意点
動かない、動けないと言って動かさずにいると、関節が固まり周囲の筋肉も衰えてますます動かなくなってしまいます。動きにくいところほど頻繁に動かしてやることが必要です。日常生活の中でも、不自由なことをできるだけ自分でやろうとすることもリハビリにつながります。
~楽しくリハビリを行って、生き生きと過ごしましょう!~
後遺症及びリハビリのつらさ・もどかしさは、患者本人しかわからないものです。しかし、家族は別な意味でもっとつらい思いをしているかもしれません。リハビリは、自分のためだけではなく、家族のためでもあります。不自由さを少しでも減らすことが出来ればQOL(生活の質)は高まり、ひいては家族のQOLも高まります。先の見えないリハビリも考え方、やり方次第で楽しくなるものです。回復しようと強い意志を持って努力すれば、必ず改善は見られます。